障がい者支援事業所には、大きな事業所もあれば小さな事業所もあります。
大きな事業所は設備が充実し、保有車も多く、お泊りの支援や夜間お預かりなど、幅広いサービスが提供できます。その一方で、病院やご家族等からの受け入れニーズも高いために細やかな支援が困難になっているケースもあります。
COCONIでは、
―― 1人の利用者さんと息の長いお付き合いがしたい
―― 利用者さんのとなりに寄り添う支援がしたい
と考えています。
だから「COCONI(古々艿)」は、小さな事業所としてスタートしました。
小さな事業所だから、利用者さんやスタッフと相談しながら、お一人おひとりがゆったりすごせるように、事業所内の部屋の割り当てを調整することができます。送迎担当、支援担当の区別なく、1人の利用者さんに1人の特定スタッフがずっと寄り添うこともできます。
私たちは、利用者さんの友達が自然に手を差しのべるように、私たちも利用者さんの隣に寄り添って、そしてできれば心を通わせて、一緒に楽しい時間を過ごしたいと思っています。実際COCONIでは、利用者さんと一緒にさまざまなことにチャレンジして来ました。
例えば
・気管切開された利用者さんと一緒にプールでウォータースライダー体験
・同じく気管切開された利用者さんと、夜のスナックへ・・・?
・車いすの利用者さんと京都で舞妓体験
・メイド喫茶でランチタイム
・気管切開されたお風呂好きな利用者さんとスーパー銭湯巡り
など。
スタッフの独りよがりにならないように注意しながら、日々の生活の中で利用者さんが発する小さなサインを見逃さないように心掛けています。上述のチャレンジも、日々のやりとりがきっかけでした。利用者さんには大変喜んでいただき、「こんなこともできるかな?」「遠いところも行けるかな?」「次は何しよう?」と、新たなチャレンジに心を弾ませていただいているようです。
私たちスタッフも、利用者さんやご家族の方と「ドキドキわくわく」を共有させていただけることを大変感謝しています。
利用者さんのお誕生日を大切にするのもCOCONIスタイル。
利用者さんの生まれた日を祝福し、利用者さんと出会えたこと、1年間を無事に過ごせたこと、新しい一面を見せていただけたことを感謝し、新しい1年もCOCONIを通じて、共に過ごせるようにと願っています。
どんな時でも、利用者さんとご家族の笑顔は私たちスタッフの原動力。
「私も あなたも ここに この場所にいてるよ、 ここだよ」という想いを ”COCONI” という名に込めて、これからも一緒に、となりに寄り添う支援ができるような事業所であり続けたいと思っています。